<アメリカ大統領選挙から学ぶ英語のイディオム>

みなさん、こんにちは!宮崎Hello英会話教室の日本人スタッフ・SAYAです。

さてさて、あっという間に11月も2周目に突入いたしました。
今週はアメリカで4年に一度の大イベントがありますよね~!

そうです!アメリカ大統領選挙です!日本時間の11月9日(現地時間の8日)が投票日ですよ~(^^♪

色々と問題のある二人の候補・「民主党のヒラリー・クリントン候補」そして「共和党のドナルド・トランプ候補」の運命の1日がすぐそこまで来ています。

みなさんの中には、クリントン候補トランプ候補のスピーチをテレビで見たことがあるという方も結構おられると思います。
ハロー英会話の生徒さんの1人も見られていたそうなんです。
その方は、ヒラリーさんのスピーチを見ていた時に、彼女の後ろで掲げられているボードに書かれている英語の言葉を見て、それがどういう意味なのか知りたくなりダンカン先生に質問をされました。

【Deal me in】ってどういう意味ですか?」

日本人にはなかなかピンと来ない、英語のイディオムの1つです。
そこで、今回はこのヒラリーさんのスピーチを参考にしながら、3つの英語のイディオムをご紹介したいと思います。
なかなかタイムリーな内容なので、【読む価値あり】です!!

election2016

<トランプ候補が相手だから、トランプカードにちなんだイディオム?>

①<Play the Woman card>

これは、トランプ候補クリントン候補に対して「皮肉めいて」言った言葉です。

基本的にはネガティブな意味合いで使われることが多い言葉で、直訳だと「【女性】というカードを切る」という意味です。

トランプ候補は、女性の対する【セクハラ】発言とか女性蔑視発言で、女性達からの支持がガタ落ち。必死で発言を修正し名誉挽回を図ろうとしていますが、なかなか女性達からの反感を無くすことが出来ません。そしてクリントン候補トランプ候補の一連の女性に関する発言を利用して、「トランプでは女性達の立場は守れない!」みたいなネガティブキャンペーンを行っています。

そんなクリントン候補を見て、トランプ候補は、「女性だからと言って女性のための政策が出来るということではない。しかしヒラリーは【自分が女性だから女性の気持ちが分かる。だから女性のための政策を充実できる。あなたが女性なら女性の私に投票して!】」と言っている!【女】というカードを切って来やがった!と皮肉ったんですね。

その言葉を受けて、クリントン候補が言った言葉が、今回紹介する2番目のイディオムです。

②<Deal me in!>

直訳すると、「私にカードを配って」という意味です。ちょっと想像してみてください。例えば、4人掛けのテーブルに3人が座ってカードゲームをしている所に行き、「私にもカードをちょうだい!」と言ってそのゲームに参加する時にかける言葉。

これは、トランプ候補が言った【Play the Woman card】に対して、「そういう事言うなら、受けて立とうじゃないの!【女性】というカードを切ってやろうじゃないの!私にもカードを配りなさい。あなたのゲーム(勝負)に参加させなさい!」という感じです。

日本語で言うと、「売られた喧嘩は買うわ!」でしょうか。。

そして3つ目のイディオムが次に紹介する言葉。これば、本当によく考えらた大変賢いフレーズです。

③<Love trumps hate>

日本では、「トランプ」という言葉は、「トランプしよう!」とか「トランプ持ってきて」みたいな感じで使われます。

しかし英語ではちょっと意味が違います。英語の【trump】は、「必ず勝つカード」という意味であり、また「必ず勝つ」という意味の動詞でもあります。

この言葉は、トランプ候補をもじった【trump】という言葉と、トランプ候補を象徴するかのような【hate】(憎しみ)という言葉、そして【love】という言葉から構成されています。

ヒラリー候補は、トランプ候補が忌み嫌う「メキシコ系アメリカ人」「イスラム教を信仰するムスリム系アメリカ人」に対して彼が掲げる政策が、あまりにも「憎しみ」が満ちていて差別的だと批判しています。そして人種や肌の色、宗教の違いから生じる様々な「誤解」や「過ち」は、融和や話し合いで解決すべきだと主張しています。

●「融和」や「平和的な話し合い」の元にみんな集まろう=Love

●Loveは必ず勝つ=trump

●トランプが掲げる憎しみに!=hate

「トランプ(trump)」「憎しみ(hate)」を並べることで、「トランプ候補=憎しみを煽る人」という意味合いも込められています!

この言葉はたった3つの単語で成り立っていますが、これだけの意味合いを含ませているんです。奥が深いイディオムですね!

⇒余談ですが、日本語でこういう使い方ができないかな。。ちょっと作ってみました。

「現場で働くスタッフの熱い気持ちが、制服(せいふく)組の冷めた心を征服(せいふく)した。」
(ここで言う「制服組」とは、エリートを意味しています。要するに現場に出ずに本部で指図だけしている上官という意味)

お粗末すぎましたね。。
何か良い日本語の表現があれば、ぜひお知らせください(^^♪

ここでは、実際にヒラリーさんのスピーチをアップしています。彼女が言うこれら3つの言葉を聞き取ってみてくださいね♬

 

他にも、以下のような女性のために政策に関わる言葉が出てきます。チェックしてみてね~!

women’s health care: 女性のためのヘルスケア

paid family leave: 有給休暇

equal pay: 男女同一賃金

democrat: 民主主義者

republican: 共和党員

independent: 無所属

いかがでしたか?
英語のイディオムは、シェイクスピアが作ったものや西部開拓時代に生まれたものなど、本当にたくさんあります。
日本語もそうですが、言葉とはその時代の人が作り出す物なので、日々新しい表現が生まれ、それがどんどん成長し変化していきます。

みなさんが目にするちょっとした英語の言葉やイディオムで、意味を知りたくなったり、また使い方を学びたくなった時には、ぜひハロー英会話教室のダンカン先生を訪ねてみてください。

目からウロコ!みたいな納得できる解説が聞けますよ~!!

このブログでは、これからも役に立つタイムリーな英語のイディオムを紹介していきたいと思っています。

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